壁づくりやタイル下地をつくる、左官という仕事
| 教育期間 | 技術習得期間 | 資格 | 技術難易度 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 4〜5年 | 技能検定 | ★★ |
仕事の内容
空気の清浄機能や風合いで、珪藻土の壁やじゅらく壁、京壁などの伝統的な左官が見直されている。
和風ばかりでなく、洋風も含めて癒しの空間性がある。
左官は歴史のある古い建築手法で、消石灰にふのり、にがりなどを加え、粘土を配合した旛櫨を城の壁や土蔵に使用した。
現代でも、住宅や土塀に使われるが、古来の漆喰は使われなくなり、セメント、砂、顔料が使用されている。
また、タイルやレンガを取りつける下地づくりも左官の仕事である。
日本古来の伝統的職人芸の世界であることからも、保存継承しなければならない技術である。
風合いがあり塀などに多く使われてきたものに大谷石がある。
ただ石が取れなくなり、また風化がはげしくリフォームの必要なケースも多いが、やる業者が少ないなど、左官職人に関わる自然建材の補修が見なおされている。
建築業界は全般的に不況だが、特殊な施工ができれば稀少価値が高い。
仕事の成長性
漆喰の分野は、耐久性、防火性にすぐれ、化学変化しない環境志向にマッチした材料であることから、再評価される傾向にある。
タイル、レンガの下地づくりはセンスも求められる職人仕事である。
施工合理化の波もあるが、同時に本物志向もあり、稀少性で生き残る分野と思われる。
手に職をつける条件
年齢:若ければ若いほどいい。
適性:砂、セメントなど重い材料を運ぶため、基礎体力が必要。 何事もキチンとやりぬく性格。
養成教育期間:1年。
技術習得期間:4〜5年。
必要資格:特になし。 技能検定資格で技能士「左官」がある。
手に職をつける学習・実務コース
●職業訓練校で仕上げ工事に必要な基本知識、技能は学べるが、実践的には不十分。
●左官専門請負会社で、見習で始める。最初は、材料搬入、下ごしらえ、後片付けであるが勉強になる。
●職人芸のある親方のもとで修業する方法もある。いい仕事をする機会が多ければ勉強になるが、古い体質もある。
教育投資の目安
職業訓練校は無料。
独立の可能性とポイント
人手のいる仕事も多く、仲間を集められること。
リーダーシップがあり得意先との信頼関係があること。
開業資金は、中古車、工具、道具などで150万円程度。
転職の可能性と特徴
不況期は工事が少なく、求人も少ない。転職年齢は35歳位まで。
収入
見習期間中は月収20万円程度。
フリーの職人になって、月収万40〜50万円。
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