長い時を刻んできた機械式時計を蘇らせる職人、アンティーク時計修理
仕事の内容
時計にはゼンマイの戻る力を利用した機械式(一般にいうアンティーク時計)と、電池の動力で水晶震動子を震動させ、その信号がモーターを経由して歯車を動かすクオーツ式の2種類がある。
さらに機械式時計は、リューズを回してゼンマイを巻き上げる手巻きと、ローターが腕の振動で回転し、自動的にゼンマイを巻き上げる自動巻きに分けられる。
機械式時計の魅力は「圧倒的な温かみ」。
時を刻む音もクオーツのそれとは確実に違う。
デジタル化が進んだ現代こそ、機械式時計の持つぬくもりに魅せられる人は確実に増えている。
アンティーク時計修理職人の仕事は、時計を分解して点検し、部品ひとつひとつをクリーニングして注油する作業。
一般のアナログ時計は約120、300個の細かいパーツで構成されており、100分の1ミリでも手元が狂うと正常に動かない。
また、100個の時計があれば100通りの壊れ方があるから修理には熟練の技が必要。
クオーツ時計の修理は、部品交換が中心になるので簡単な訓練を積めば誰でもできてしまうのに対し、機械式時計の修理には高度な技術と経験が必要とされる。
仕事の将来性
アンティーク時計修理職人の数は不足している。
過去30年間のクオーツ時計の台頭で、需要が減ったため職人育成に力を注がなかったためだ。
現在は60歳以上と30歳以下にしか高度な技術者がおらず、今後5年はまだまだアンティーク時計ブームが続きそう。
手に職をつける条件
年齢:早ければ早いほどいい。25歳位まで。
適性:機械に興味があること。集中力があること。
教育期間:専門学校やスクールで2年間。
技術習得期間:最低5年。
必要資格:必須ではないが、技能士「時計修理」を取得しておくと役立つ。
英語またはフランス語が話せると有利。 またパソコン知識も必要。
手に職をつける学習・実務コース
●専門学校やスクールがある。修理工房では、徒弟制度がないので学校で勉強するほうがよい。
●時計輸入代理店や時計量販店、時計メーカーなどに就職する。いろんな時計に接して、様々なタイプの時計修理をこなせるようになることが大切。
技術は日々進歩していくので、勉強をしないと置いていかれる。
教育投資の目安
2年コースで約300万円。
その他に、工具代、材料費などで50万円程度。
独立の可能性とポイント
百貨店やスーパーなど、大手企業とのパイプがあれば可能性は高い。
工具や計測器の初期投資として150万円ほど。
店舗スペースがなくても、自宅を工房にして開業できる。
転職の可能性と特徴
優れた技術を持っていれば、どこへ行っても優遇される。
収入
就職の場合、未経験者で年収150万〜200万円。
独立の場合、年収600万〜1000万円も可能。
働く職場
・時計輸入代理店
・時計量販店
・時計メーカーなどに就職する
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:修理・リサイクル関連の仕事
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/3450


