役に立たないペーパー資格から「手に職」へ
不安感からとる資格症候群
バブル崩壊後、自分の将来への不安感から資格ブームが続いている。
しかし、その多くは資格取得しても単なるペーパーライセンスにとどまっているのが実情だ。
つまり役に立っていないのだ。
事実、バブル崩壊後は、企業も教育予算削減から、教育には極めて不熱心になり、
「生産性に直結しない教育には金を出さない」
「仕事よりも資格勉強ばかりに熱心な社員は歓迎しない」
「資格をとらせても資格は個人に帰属し、会社にとってメリットが薄い」
などの意見が強い。
役にたつ資格・たたない資格
資格は、●就職・転職 ●独立 ●業務上の実務 − のいずれかに役立つことで実用性がある。
しかし、事務系の多くの一般的資格は、就職にも、独立にも、企業内でもほとんど役にはたっていない。
独立開業できる資格についていえば、最難関の司法試験を通り弁護士になっても、即独立は無理で、弁護士事務所に勤務して修業するのが普通だ。
資格とビジネスは別で、仕事をとる能力・経験・人脈がどうしても必要である。
また、実際に独立できる資格自体が限定されていることを認識しなければならない。
役にたつ資格とは、有資格者でなければできないと法律で定められている分野が代表的なものだ。
医療や電気・通信などの技術分野、高度な法律・会計の分野などがある。
また、業務上の実務で必要な資格や受注面で信用になる資格は意味がある。
資格から「手に職」へ
資格が、就職・転職、独立に直結しにくいため、より直接的なスキルを習得することの傾向が近年強まっている。
なかでも代表的なものが、パソコン・IT分野だ。
コンピュータの世界はもともと経験中心でスキル評価がなされ、資格の評価は低かった。
実力・実績重視のキャリア評価の世界で、出身学校も専攻も本質的には関係がない○教育を受けていなくても独学でマスターできる人もいる。
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