自然素材と手仕事のよさが魅力、木工家具の職人
| 教育期間 | 技術習得期間 | 資格 | 技術難易度 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 5〜10年 | 技能検定 | ★★ |
仕事の内容
家具には、和ダンスや鏡台など和家具と呼ばれるものとテーブルやいす、応接セットなどの洋家具に大別される。
扱う家具によっても多少異なるが、家具職人の仕事は木工機械作業、組立作業、仕上げ作業、塗装作業、裁断・縫製作業、イス張替え作業がおもなもの。
家具職人というと、ノミ、カンナ、ノコギリなどの手工具を使って、一品生産する職人的なイメージを抱きやすいが、中規模以上のメーカーでは機械化、分業化されているのが現状だ。
バブル期以後は、東南アジア、中国などで生産された価格の安い家具を輸入する中企業が増え、国内製造の呈・価格ともに低迷し、木工家具職人の採用数も激減している。
最近では、こうした安いが深みのない量販家具の増加に対する反動か、職業訓練校や美術大学を出て、木工の基礎を学んだ上で独立し、注文を受けて家具を作る「家具作家」と呼ばれる人が増えている。
いずれにしても、手先の器用さ、形態感覚の優れている人に向いた仕事である。
仕事の将来性
一般家具製造の仕事は、今後ますます海外生産の比率が高まるので国内では空洞化の傾向がある。
そのため、よりクラフト的な工芸品的要素が求められ、いくら機械化・分業化が進んでも、精度の高い美しい家具を作り出す上で、熟練した家具職人が今後も必要とされることは間違いない。
手に職をつける条件
年齢:中卒・高卒など若年者がベスト。 就職を考えると30歳位まで。
適性:手先が器用な人。 空間判断のできる人。
教育期間:職業訓練校木工コース1年間。
技術習得期間:5、10年間。
必要資格:必須ではないが関連した公的資格として、家具手加工作業、家具機械加工作業、木工塗装作業、いす張り作業の技能検定制度がある。
手に職をつける学習・実務コース
●公的職業訓練校や民間の専門学校で学ぶ。職業訓練校は、雇用保険適用期間内で通学でき、雇用保険が支給されるので生活不安が少なく学ぶことができる。
●家具製造業、内装造作、建築大工、家具修理(リペアショプ)などに就職する。
●家具作家に弟子入りし、将来独立する道もある。
●家具作家や天然素材家具工房にアシスタントで就職、もしくはアルバイトで入る
教育投資の目安
職業訓練校であれば無料。
民間の専門学校で年間100万円程度。
独立の可能性とポイント
可能性はある。
受注先の確保が先決だが、個人対象に直にオーダーメード家具の受注を受けるショップも都会にはある。
最近ではホームページから注文を受けるケースも。
転職の可能性と特徴
家具メーカーの求人状況はよくない。
技術があれば50歳程度まで可能。
収入
家具製造メーカーに就職した場合、未経験者で年収200万〜300万円、経験者で400万〜600万円。
独立の場合は、建築設計と一体になり、新築住宅での市場をつかめば金額がまとまる場合も。
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