ひなのオス・メスを瞬時に鑑別する仕事、初生ひな鑑別師
| 教育期間 | 技術習得期間 | 資格 | 技術難易度 |
|---|---|---|---|
| 5ヶ月間 | 2〜3年 | 公的資格 | ★★ |
仕事の内容
初生ひな鑑別とは、卵からかえったばかりのヒヨコ(初生ひな)の肛門を開いて、小さな生殖突起を見てオス、メスを判別すること。
卵を産めるメスを求める養鶏業者にとっては、この鑑別は重要な意味がある。
ヒヨコはある程度育てば、外形や鳴き声などから誰でもオス・メスを見分けられるが、自然に判別できるまでじっと待っていたのでは、それまでの餌や施設などが無駄になってしまう。
1日でも早くオス・メスを判別し、目的に応じた飼育をすることが重要になってくるというわけだ。
鑑別師の仕事は200Wの電灯の下でヒヨコの肛門を開いて鑑別していく地道な作業。
1羽のヒヨコを鑑別する時間はほんの数秒程度で、何万羽ものヒヨコを次々と鑑別していくのだから、根気と集中力が必要になってくる。
肛門を開いて鑑別する方法が主流だったが、最近は羽の色や長さを見て鑑別する方法も加わり、年ごとにその技術は進化している。
これまでは男性の鑑別師がほとんどだったが、ここ3、4年女性の活躍がめざましい。
2000年度の高等鑑別師の資格取得者は10人。
そのうち半分が女性だ。
仕事の将来性
1924年、日本で開発された初生ひな鑑別は、今や全世界に普及している。
鑑別にはデリケートな指先の感覚が求められるが、日本人はもともと手先の器用さと感覚に優れており、99.5%以上の鑑別率を誇っている。
欧米では日本人鑑別師のニーズが高く、有資格者の3分の1が海外で活躍する。
手に職をつける条件
年齢:鑑別師養成所の入所資格として、満25歳以下で、高等学校卒業者、またはこれと同等以上の資格がある人。
適性:手先が器用であること。
教育期間:5ヶ月間。
技術習得期間:3年程度。
必要資格:初生ひな高等鑑別師。
手に職をつける学習・実務コース
●社団法人全日本初生雛鑑別協会の鑑別師養成所初等科(名古屋市瑞穂区)のみ。初等科終了後に、2〜3年醇化場で鑑別の研修を重ね、高等考査にパスして初めて、資格を得ることができる。
●鑑別師は協会に所属し、フリーで活躍するのがほとんど。特に欧米では、若い日本人鑑別師のニーズが高いため海外進出者が多い。
●鑑別師は協会に所属し、フリーで活躍するのがほとんど
教育投資の目安
鑑別養成所初等科の講習費用として100万円。
独立の可能性とポイント
鑑別協会に会員登録して仕事を斡旋してもらうため、一種の自営業と考えた方がいい。
日本では需要が足りているため、ほとんど仕事はなく、海外に活躍の場がある。
転職の可能性と特徴
就職ではないので転職もない。仕事先はその時々によって様々。
収入
出来高払いがほとんど。肛門で鑑別する場合1羽当たり4円50銭。
1日7〜8時間働いたとして1日の収入は2万、3万円。
仕事は、孵化状況によるため、平均で週2〜3日。
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