視覚障害者を支える盲導犬を育成する、盲導犬訓練士・盲導犬歩行指導員
| 教育期間 | 技術習得期間 | 資格 | 技術難易度 |
|---|---|---|---|
| なし | 訓練士:約3年 歩行指導員:約5年 | なし | ★★★ |
仕事の内容
目の不自由な人の眼になり、精神的な支えになる盲導犬。
日本では、現在約7800人の視覚障害者が盲導犬を希望しているが、実際に活躍している盲導犬は875頭にすぎない。
この数字は、約4000頭のイギリスや、約1万頭のアメリカと比較しても少ない数字。
まだまだ盲導犬の数は不足しているのが現状だ。
盲導犬は国家公安委員会から指定を受けた訓練施設(全国で9つ)で育成され、資格障害者に貸与するシステムがとられている。
しかし、盲導犬の育成には多額の費用と年月がかかる。
盲導犬育成団体の財源は、ほとんどを寄付や募金でまかなっているため、全国の盲導犬協会を合わせても年間約120〜130頭しか育成できていない。
盲導犬訓練士の仕事は、盲導犬の訓練ばかりではない。
訓練犬の管理や世話、視覚障害者への歩行指導まで多岐にわたる。
単に犬が好きなだけでは務まらない仕事だ。
盲導犬訓練士の活躍の場は、盲導犬育成団体に就職するルートのみ。
採用条件は各協会によってさまざまだが、福祉に関心のある人が望ましいだろう。
仕事の将来性
社会福士法の改正によって、盲導犬の年間育成頭数を今後増やす方向にある。
しかし、日本のおける盲導犬の潜在的な需要者数の大きさからは、全然足りない状態であり、視覚障害者からの盲導犬の需要は引き続き高まる。
手に職をつける条件
年齢:25歳位までが望ましい。
財団法人日本盲導犬協会の場合、用条件は専門学校・短大・大学のいずれかの卒業資格があること。
適性:根気強く物事に取り組める人。福祉に関心のある人。
教育期間:就職前には特にない。
技術習得期間:訓練士約3年、歩行指導員は約5年。
必要資格:普通運転免許は必要。
手に職をつける学習・実務コース
●専門の養成機関は、国家公安委員会の指定を受けた盲導犬育成団体以外にない。そのような団体に就職して経験を積む。
●求人は非常に少ない。募集は欠員が出た時に行うことが多く、多くても年間3人ほど。
●視覚障害者理解のためのボランティア体験も意味がある。
教育投資の目安
就職なので学費は不要。
給料をもらいながら学んでいく。
独立の可能性とポイント
道路交通法により、国家公安委員会の指定する法人でないと訓練はできないため、独立開業は法的に不可能。
転職の可能性と特徴
同業種への転職は少ない。若い人材をじっくり教育していくスタンス。
収入
育成団体の規定に準ずるが、未経験者で年収250万円〜。
収入は決していいとはいえない。
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