本物志向の生きたチーズづくりをする、ナチュラルチーズ職人
| 教育期間 | 技術習得期間 | 資格 | 技術難易度 |
|---|---|---|---|
| 特になし | 1年〜 | なし | ★★ |
仕事の内容
チーズには、プロセスチーズとナチュラルチーズがあり、ヨーロッパではチーズというとナチュラルチーズのことを指す。
日本では、大手乳業メーカーの保存性の高いプロセスチーズが主流だが、近年チーズにも本物志向が顕在化し、ナチュラルチーズの理解がやっと始まった。
ナチュラルチーズとは、原料の乳を乳酸菌や酵素の働きで発酵させ、固まらせたもので、乳酸菌や酵素が生きている状態のものだ。
プロセスチーズとは、ナチュラルチーズを加熱し、溶かし、固まらせて保存性を高めたものだ。
日本人にあったナチュラルチーズづくりが、日本の酪農家でも始まっており、現在全国で100ヶ所程度のメーカー・工房がある。
製造技術も上がってきており、おいしいチーズが日本でも徐々にできるようになってきた。
今後中小の工房では、大手と異なる個々の個性のある商品化が必要になる。
また酪農の職場としての経営的基盤確立は今後の課題であり、現状では先駆者が苦労している開拓段階にある。
経営的には第3セクター、大手メーカーなどのバックのあるところが安定している。
仕事の将来性
日本のナチュラルチーズの消費はまだ少ない。
ワインの消費量が本格的に伸び、定着化してきた今日、無農薬有機野菜市場が伸びたように、消費者の意識が高まれば市場が拡大する。
流通店舗でも取り扱いが拡大する傾向にあり、販売量が伸びれば生産現場の経営も改善する。
手に職をつける条件
年齢:特にはないが、若いほど有利。酪農の仕事は体力を使う面もある。
適性:健康で清潔好きの人。
どういうチーズをつくりたいかという考えがある人。
本で理論ばかり勉強するのではなく、現場で観察力のある人。
教育期間:勤めながら学ぶ。
技術習得期間:1年以上。
必要資格:特になし。
手に職をつける学習・実務コース
●酪農の盛んな地域の自治体や、第3セクターに、数少ないが教育の場がある。
●ナチュラルチーズ会社、工房に就職し現場で覚えることが基本。自然や酪農へのあこがれでやりたい人も多いが、仕事としては厳しい。器具の洗浄や衛生管理の仕事から理解し、徐々にチーズづくりがさせてもらえるようになる。
教育投資の目安
特になし。
独立の可能性とポイント
現状では簡単には行えない。
小規模にやるには、原料の牛乳を仕入れて自家工房で行う。
販売ルートの確立も必要で、経営的バックがないと厳しい。
転職の可能性と特徴
特殊な仕事なので一般公募ではないが、経験者であれば可能。
収入
自治体や大手メーカーのバックがあるところでは給与方式が可能であるが、中小の工房では、未経験であればお小遣い程度であるのが現状。
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